北前船・下り酒・廻船問屋・東海道と中山道の宿場町・出島の海外貿易 ── モノが運ばれた6つの現場
北前船は日本海をぐるりと巡って、寄港地ごとに商品を売買しながら大坂と蝦夷地を結んでいたんだ。菱垣廻船・樽廻船は大坂〜江戸間で酒や日用品を運んでいたんだよ。
江戸と各地を結ぶ五街道には宿場町が整備されていて、大名行列・飛脚・旅人が行き交っていたんだ。東海道と中山道が二大幹線だったんだよ。
鎖国下でも長崎の出島だけはオランダ・中国に開かれていて、砂糖や蘭書が入ってきて、銀や海産物(俵物)が輸出されていたんだよ。
上方から「下り酒」が運ばれた一方で、醤油は逆の道をたどったんだ。江戸時代中期以降、江戸の人口増加で需要が拡大したことに応えて、野田・銚子(現在の千葉県)など江戸に近い地域で醤油醸造が急速に発展したんだよ。最初は上方産の「下り醤油」が主流だったんだけど、輸送コストの低さと品質向上で、やがて関東産(地廻り物)が江戸の食卓の主役になっていったんだって。